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第158回 バッグストレスを軽減する

 

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

スマホ依存症に注意

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●愛知県豊明市のスマホ使用2時間制限の市条例案が話題になっています。一方、オーストラリアでも16歳未満のYouTubeやSNSなどの利用禁止を2025年12月から施行、過度な使用を抑制しています。先月号で学校支給のタブレット端末の家庭持ち帰りの危うさを報告しましたが、個人のスマホの所有率も気になります。小学1~3年の低学年で18%、小4~6年の高学年で42%。小学高学年でスマホの所有率が4割を超えるのは調査開始以来で初めての高さとなっています(2023年NTTドコモ モバイル社会研究所)。登下校時の防犯・安全対策、天候異変などへの対応など、毎日の危機管理として生活に密着した用途は学校も推奨していることです。問題は下校時以降のインターネットの使い方でしょう。

 

●各家庭では1日の制限時間を設けたり、ペアレンタルコントロールによって子どもたちの使用の管理をしている場合がほとんどだと思います。保護者が特に注意すべきは子どもたちがスマホをチェックする動機です。ゲームなのか、動画視聴なのか、SNSなのか。特にゲームなど選択するコンテンツによっては依存症に注意しなければなりません。ネットコンテンツは社会経験や性差、年齢に関係なく無分別に入り込んできます。しかも習慣性を刺激し、判断力を脆弱にさせるのです。小学生といえども例外ではありません。保護者は毎日の生活に必要なツールとして認識しつつ、その弊害をわかりやすく子どもへ伝える必要があるでしょう。

 

スマホも使い方次第。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第158回 ビジネスマンのアイテム選び
~バッグストレスを軽減する~


ビジネスバッグの重さはショルダー、リュックタイプを問わずA4ノートPCやタブレットが収納できる平均的なバッグだと1~1.5Kg前後だ。バッグの中にはノートや仕事などの資料、筆記具、飲料、さらに季節によってはマフラー、手袋、気候によっては雨具など収納するのでさらに重くなる。合計すると3Kg前後になるようだ。これだけでも毎日の通勤時は大変だ。リュックは背中や肩に、手持ちタイプは手首や肘に相当な負荷がかかる。

 

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時差通勤やリモートワークがない昭和時代の通勤風景はアタッシェケースやブリーフケースに日経新聞の組み合わせが典型的であったように思う。当時は満員電車の中で修行僧のように重いバッグを大事に携えたサラリーマンが多かった。今ではそんな組み合わせは見られないが揺れる車内でつり革をつかみつつ、もう片方の手で器用にバッグを持ち、しかも周囲の人圧に負けないように丁寧に折りたたんだ新聞を車内で読むことのできるスゴ技は疲労度も半端ないが、モーレツ時代の象徴的なビジュアルだ。今では新聞がスマホに変わったことが大きな変化だろう。

 

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手ぶら通勤がいいとは言わないが、毎日のことだけに負荷は少ないほうがいい。現代のビジネスバッグが軽量、小型化に進化しているとはいえ身体への負荷、ストレスを減らすためにバッグ購入の際は毎日の通勤、退社ルートを自宅を起点にトレースしてみよう。徒歩、バス、電車など交通機関の混雑状況、乗り換え階段などの連絡具合、季節変動、風雨などの気候変動など要素はたくさんある。自分の使用シーンを基にバッグに求める機能の優先順位をつけてほしい。売り場では価格やデザインに目を奪われがちだが毎日のワークバランスの意識化は、ストレス軽減に大きな効果がある。

 

通勤ルートを想像する。

 


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