.

 

 

ホーム>Column コラム>
第155回 炎天下でバッグの熱中症に注意

 

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

夏休みをワクワク過ごす方法

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●もうすぐ夏休みです。家族旅行を予定するなど楽しみも多いかと思いますが、夏休み中の予定を子どもと一緒に表などで見える化すると計画的に過ごすことができます。目標~結果といった成果も分かりやすく、子どもなりに達成感を感じることができ、自己肯定感を味わい自分の行動に自信を持つことができます。そのために優先するのが宿題の処理です。学校や塾などで出される問題集やドリルなどは総ページを分母として日数で割って1日の取り組みページを明らかにしましょう。まずこの作業を親子で行いましょう。

 

●夏休みのまとまった時間は貴重です。いつもなら出来ないような時間がかかることや、自分の興味や関心のある分野を深堀りするチャンスでもあるのです。早く走りたければどうすればいいか、距離を泳ぐのにはどうしたらいいか。また、家で飼っているペットの夜中行動や好物の料理の作り方などヒントは日常の生活につながっています。そんなことも自由研究のテーマになります。大切なのは子どもがやりたいことを言葉にして書き出すこと。夏休みに入る前に子どもと一緒に具体的に書き出してみましょう。それを家族旅行と結び付けてもいいですね。きっと楽しい夏休みになりますよ。

 

挑戦の夏だ。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第155回 ビジネスマンのアイテム選び
~炎天下でバッグの熱中症に注意~


40℃超えも珍しくない真夏のニッポン。ほとんど熱帯の国になってしまった。この高気温、高湿度下で熱中症を心配するのは人間だけではない。毎日着用する衣服や靴、そして時計、バッグにまで影響が出ているのだ。人間なら暑ければ服を脱いだり、会社から離れず冷房のある施設に逃げ込んだり対策はするが、毎日私たちが使う持ち物はヒトと行動を共にし、過酷な状況にさらされている。

 

bag

「風がほとんどない屋外で気温30℃での実験では、5分間日光に当てただけで、白色のシャツが気温と同じ30℃なのに対し、黒色や深緑色のシャツは50℃を超え、その差が20℃以上になった」(2021年8月:国立環境研究所調べ)。このように高温化での衣服や持ち物への影響は甚大なのだ。特にビジネスバッグの場合は黒や茶色など濃色系が多く、気温が上がれば比例して表面部分がさらに高温になる。すると最悪の場合、手指やけどを負う場合もあるのだ。

 

bag

実は影響はそれだけではない。素材の劣化とバッグ収納物へのストレスだ。炎天下での活動はパソコンやタブレットも無関係ではないし、A4透明ファイルに収納した印刷物が熱の影響でビニール部分に張り付いてしまったという事例も聞く。さらにバッグでもレザー表面のひび割れやバッグのクッション素材や芯材にも使用されるPVCやPUなども70℃を超えると分解してべたついたり、膨張したりすることがあるという。タフなビジネスバッグといえども熱に対する耐性をユーザーが十分に意識する必要がある。大事なバッグと収納物を過酷な夏から守ろう。

夏はバッグにも大きなダメージ。

 


bag