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第86回 歩く仕事人をイメージしたK-Ruck

 

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

家庭菜園で偏食をなくす

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●秋たけなわ、収穫の秋です。代表的なホウレンソウやブロッコリー、大根、玉ねぎなど根菜類が旬の時期を迎えます。この時期を反映して学校給食でも色とりどりの秋野菜が豊富に使われます。ところが食欲の秋とは裏腹に小学低学年では好き嫌いを克服できずに食べ残しも多いのです。大人になってしまうと好き嫌いはいつの間にか治ってしまうものですが、成長期の偏食はお母さんにとっては悩みの種。私は子どもたちに嫌いな食べ物を無理強いさせませんでしたが、体の調子を整える野菜類に嫌い、は集中するようです。

 

●そこで私が偏食に悩む子どもを持つお母さん方に勧めたのが家庭菜園なのです。私が勤務していた小学校は広島県尾道市で漁業が盛んな街です。両親は土地柄から漁業関係が多かったので魚などはよく食べるのですが野菜系は苦手。都会と違って比較的広い庭があるのでそこで子どもと一緒に野菜等を植え、その成長を観察させたのです。すると半年もたつころから徐々に変化が現れました。給食の野菜類を残す子どもがめっきり少なくなったのです。子どもたちが野菜の命に思いを寄せ、それに応えた野菜たちのエネルギーが子どもの偏食を少しずつなくしていったのだと思います。

 

家族で収穫する楽しみ。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第86回 ビジネスマンのアイテム選び
~歩く仕事人をイメージしたK-ruck~


    

動物にとって歩くことは行動の基本形です。筋力や体力の衰えを防止するだけでなく、他に多くのメリットを生み出します。五感はもとより気力、精神への覚醒効果も密接に影響していることが分かっています。科学的には歩行など規則的なリズム運動はセロトニンの分泌を促し、その結果、精神の安定を図ることができるのです。セロトニンは精神安定に欠かせない神経伝達物質で、太陽の光やヨーグルトなどの乳製品やたんぱく質などの食べ物からも取り入れることができます。厚生労働省は身体活動量と死亡率などとの関連をみた疫学的研究の結果から「成人1日1万歩」の歩数を確保することが理想と推奨しています。

 

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10,000歩は約100分の歩行で得られる歩数であり、距離としては約6~7kmに相当します。歩くことを中心とした身体活動を増加させることで生活習慣病の発症の数%減少が期待できるということです。問題はデスクワーク主体の会社員です。出勤後はマイデスクや会議室での仕事ばかり。ディスプレイを相手に1日の歩行距離は多くはありません。しかもサラリーマンは地位が上がるほど歩数が減る傾向にあり課長級の1日平均歩数7000歩、部長クラス5000歩、重役クラス3000歩程度との結果が出ています「からだデータ」白書2015(ドコモヘルスケア社調査)。一方で同調査では「高年収の人ほどよく歩く」と言う結果も出ています。

 

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私の経験からも現役の会社員なら、とにかく歩くことが仕事を成功させる大きな要因であることを分かってほしいのです。歩くことによって肉体もメンタルも覚醒されスイッチONの緊張感が全身に伝わり、仕事のレスポンスや判断力が違うのです。私はそんな「歩くビジネスマン」をイメージしてKリュックの開発に参画しました。出張や出勤時の歩く姿勢を体幹的に捕え、ビジネスユースの収納特性と天候に左右されない歩行時の安定性を考えたのです。しかもスマホやタブレットからの情報収集もリスクなく行えるようにサブポケットも標準装備としました。健康的に両腕を思い切り振って歩け、両手を自由に使える使い勝手の良さを店頭でぜひ確認していただきたいのです。

 

美しいシルエットも大切なアピールポイント。


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