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第108回 バッグに重要な夏の汗対策

 

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

学校は冷房化されたが

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●8月ともなると子どもの熱中症が話題になる。昨年同様、コロナ禍での対策だけに子どもにとっても苦行を強いられる夏だ。私が住む京都では2020年、最高気温が30℃以上の真夏日が75日、35℃以上の猛暑日が26日と記録的な暑さを記録した。一方で文部科学省では全国の公立の小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程、特別支援学校、幼稚園などでのエアコン設置を全国で進めており、2020年9月30日に公表した調査結果によると冷房設備設置率は93.0%であることが明らかになった。

 

●普通教室では教室内の暑さ対策は実行されたものの油断できないのがプールなど屋外での活動や登下校時の対策でしょう。灼熱の太陽の下、子どもは大人よりも身長が低いため地面から照り返しの影響を強く受けます。このため、大人より子どもはさらに高温の環境下にいる事になります。身長165㎝の大人の顔の高さで32℃の時、約30㎝下の子どもの顔の高さでは35℃くらいあります。何とプラス3℃。こまめな水分補給は対策として定番ですがマスク越しの補給だけに子どももストレスをためてしまいます。どうかしっかり見守ってください。

 

子どもこそ大変な熱中症対策。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第108回 ビジネスマンのアイテム選び
~バッグに重要な夏の汗対策~


    

ロードサービスJAFの実験によると8月の晴天日、気温35℃で12時~16時の4時間のフィールドテストを行った結果1400ccクラスのミニバンのエンジンを止めた車内は60℃、ダッシュボードで80℃になるとのことです。この60℃の状態だとスマホの場合、警告サインが出たのち使用不能になり、文房具のクレヨンは80分ですべて解けてしまうほど。もちろんハンドルも高温になりやすいため乗車する際には、火傷などには注意が必要なレベルだ。

 

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仮に車内にバッグを放置した場合、同様の温度になることが想定される。バッグ自体はアウトドアでの移動を想定しているので温度変化への耐性は強いが問題は中身だ。用途からしてスマホを車内に置き忘れることはないにせよタブレットやノートPC、付随するデバイス、電子機器などは防犯上、ビジネスバッグの中に収納したままの場合が多い。バッグがある程度熱を遮断してくれる期待感はあるものの、デリケートなアイテムだけに万が一の場合に備えバッグも一緒に持ち出そう。一方、サングラスなどを含め小物などはコンソールボックスなどに収納するべきだろう。

 

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このように灼熱時のとれるべき対策はバッグを車内から持ち出して身につけること以外にない。しかし炎天下では人間の汗が問題だ。手持ちタイプの場合はハンドル部分。握るから当然手の汗を吸収する。リュックの場合は接触する肩パッド性能、背中部分の通気性が問題だ。K-modelは季節を問わず通年、同じコンディションで使えるビジネスバッグを考えた。デザイン性だけでなく夏の外気の異常な暑さも、それに伴う手や肌の接触部分の材質やデザインにも注力した。是非確認してほしい部分だ。

 

 

車内にバッグを放置しない。


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