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k-model

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

ノートで分かる子どものサインを見落とさないで

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●いつも忙しい、ご両親にお願いがあります。お子さんとの会話は重要ですが、それとともに気にして頂きたいのが、子どものノートです。国語、算数など、どの教科でも構いません。時間がある時は子どもと一緒に見てほしいのです。そして文字の大きさや、マス目をはみ出したりして乱雑になっていたり、逆に小さくなって自分しかわからないような文字や数字になっていませんか。文字には重要な子どもからのサインがあります。子どもの精神状態は態度に現れることは知られています。日ごろから子どもを観察していれば「何か嫌なことでもあったかな」「楽しいことがあったかな」とか感覚的に分かります。

 

●一方で、両親が気付かない変化もあるのです。子どもの心は正直です。たとえ気づかれないように振舞ってもノートを見ればわかります。以前に比べて文字が小さく縮こまっていませんか。逆にマス目をはみ出すほどに、乱雑に大きく投げやりな文字になっていませんか。失敗を恐れたり、いじめられたり、自信を無くすと子供の文字は例外なく小さくなります。逆に集中力がなくなると大雑把な字を書いて、語尾に行くほど乱れてきます。文字には子どもの精神状態が反映されるのです。時にはノートの文字を見て、子どものいろんな話を両親から進んで聞いてあげることも大事ですね。

 

ノートを挟んで子どもと話してみましょう。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第54回 ビジネスマンのアイテム選び
ビジネスバッグのフロンティアK-model


    

タブレット端末の普及が加速している。営業職の場合、お客様に自社商品の特徴を口頭で説明するよりディスプレイを通して説明した方が説得力があり仕事もスムーズに運ぶ。企業間でも、相手が個人顧客でも最終的には人を説得する便利なツールだ。まさに「百聞は一見に如かず」とはよく言ったものだと思う。視覚情報は文字情報の約30万倍の情報力を持っていると脳科学者は言うが、限られた時間内では即効的な効果が出やすいことは確かだ。

 

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同じ情報ツールでもスマホの場合は個人的だが、タブレットは汎用性がある。実際、多くの会社ではタブレットを社員間で共有しているし、私の勤務する学校では生徒間で使い回ししている。そんな便利なツールの普及も最近のことだ。それに伴って教室のレイアウトや電源の配置、管理保管庫のサイズを変えたりした。恐らく各企業でも時代の変化に合わせて同様の対応をしているに違いない。ビジネスバッグのディテールを考えるとき、このような時代の先端シーンをイメージすることは、デザイナーならずとも理解できる。

 

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ビジネスバッグのディテールは時代とともにある。K-modelを発売した当時、ビジネスの主流はノートパソコンの移動化が大きなテーマだった。当時より進化しタブレットになった分、軽量、肉薄になったがディスプレイ自体の大きさは変化していない。人間の視認性によるからだ。PCをモバイル化するバッグインバッグの発想をコンセプトの一つに持つK-modelの先進性は未だに独創している。コストの上昇を考えても、ビジネスバッグのスタンダードを標榜するK-modelでの必要性を、私がデザイナーに直訴した結果が今にある。商品の時代性は常に先進、先取を読まなければなければならないのだ。

 

タブレット端末は精密機械。衝撃の少ないバッグ内でのポジションを決めましょう。


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