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デザインしたk-model

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

時には子ども一緒に料理を

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●嫌いな食べ物はどの子どもにもあります。嫌いでなくても「何とか食べられる」程度の、苦手派も多いですね。食べ物の苦手を克服するにはどうしたらいいか、悩みは全国共通でしょう。そんな時に私はお父さん、お母さんに躊躇なく「子どもと一緒に料理を作って下さい」と言うのです。一緒にレシピを考え、食材をそろえ、調理をしておいしそうに盛り付けて…さぁ試食です。料理は創造です。実は料理一品を作るだけでも多くの工程を考え、自分で手順をイメージし、段取りしなければならないのです。このプロセスで子どもは変わります。

 

●子どもの嫌いな食べ物の代表格は野菜です。ゴーヤ、なす、セロリ、ピーマンは時代が変わっても不動の四天王です。もうすぐ冬休み。そこで家族での料理を勧めたいのです。嫌いな野菜を他の素材に混ぜてみて下さい。子どもには隠さずに、包丁を使って切り刻ませて具材として用意させましょう。この調理のストーリーを実践することによって子どもは野菜の素材から加工まで身近に触れ、本能的な忌避感が薄まるのです。論理的ではありませんが人間のDNAだと思います。「何とか食べられる」レベルまで近づくことが出来るでしょう。

 

あきらめないで。子どもの食生活はどんどん変わっていきます。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第52回 ビジネスマンのアイテム選び
オールシーズンモデルとしてデザインしたK-model


    

半世紀ほど生きてきたが、幸か不幸か過去に警察官からの職務質問を受けたことがない。当然ながら警察学校では「職務質問」の課題は基本中の基本だけに真っ先にやるべきものなのだろう。私が最も気になるのが職務質問の方法や内容ではなくて「職務質問の対象者」の見極め方だ。警察官が市中警らの際に何を基準として職務質問を実行するのか不思議だったのだ。時間、巡回地域の特性の他にも警察官ごとの判断もあるだろう。「おやっ、怪しい…人」。大まかな基準は存在するはずだ。

 

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調べてみて分かったのだが「挙動不審」はともかく「季節感のない服装をしていること」「清潔感のない身だしなみ」が、わが警察では「怪しい人」の大きなコンセンサスのようだ。真冬に半袖だったり、真夏にヨレヨレのダウンジャケットや、ピーカンの日に長靴では確かに怪しいと誰しもが思うはず。つまり季節や天候に合った社会性のイメージは、本人のファッション嗜好や哲学以上に優先すべき要素なのだ。言い方を換えれば社会的に「浮かない」条件ともいえる。しかし北米に行けば真冬のニューヨークではTシャツ1枚で五番街を歩く人もいれば、常夏ハワイで分厚いダウンジャケットをワイキキ海岸で着ている人もいる。お国柄だろうが、世界広しという訳か。

 

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翻って我が国のビジネスシーンでは実に「勤め人」の多くはスーツ、靴、バッグの三点セットで判断されるようだ。高度成長時代には「制服」と言われたが今では皆個性的になって、身だしなみもパリッと清潔感があって素敵だ。しかし考えてほしいのが季節感。警察官の「職務質問の基準」にもあるように春夏秋冬の装いは考えてほしい。しかし予算の関係かビジネスバッグをシーズンごとに換える・・・までは及ばないのも事実。そこで私が提案したのがK-modelのオールシーズン性。季節を問わずに違和感なくビジネスシーンでフルに使い、発揮できるバッグだ。そのために温度差に耐えるアウター素材の吟味から始まって、汗への耐性、ハンドル部まで細かいリクエストを加えた。おかげでフルシーズン使っても「浮いた」バッグにはならない。「季節感のない人」などとは言わせない「社会性」を持ったバッグなのだ。


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